今はもう人生を語らず

ハロヲタのための24のガヴォット第1番ホ長調 嗅神経午前1時


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人は若いときほど人生を語りたがるようで人生も終盤に近づくとあまり語りません
  そう誰もが人生の初心者なのだから 
 
賢い人は 歳をとるほど 謙虚になる 賢くない人は 歳をとるほど 傲慢になる



Cafe Buono!

1曲目は短いドラムソロのあとホ長調で始まります。
リズムは布袋寅泰の ポイズン で使われていたような独特なもの
なんかホ長調でこのリズムだと
プリプリの ダイヤモンド を思い出します。


♪ハラペコになったらBuono! 元気湧いてくる合言葉
 なやんでも へこんでいても すぐ笑顔になってくよ
 とりあえずおいでよBuono! どんな時だってダイジョウブ
 いつだってここにいるから だから さあ召し上がれ


アルバムタイトルと同名でユニット名もはいっているので
まさにテーマソングといったところでしょうか
おそらくライブでもオープニングに歌われそうな気がします。

途中に入る Buono! のかけ声も楽しい
(どさくさにまぎれて ℃-ute とかも聞こえる)

まずはアルバムの1曲目として文句のないところだと思います。

泣き虫少年 (変ト長調)

2曲目はキーが全音上がって8ビートの正統派ロックナンバー
出だしの桃子のボーカルに驚いている人が多いようです。
雅と愛理はBerryz工房℃-uteで歌唱力を評価されていましたが
桃子の場合はキャラやルックスが先行していましたから
今回のアルバムで決してひけをとらないボーカリストであることが
多くの人に認識されたのではないかと思います。

♪  うつむかないで(桃子)   
   顔をあげて(愛理)   
     君のために歌うよ(雅)

ちょっと 秘密のウ・タ・ヒ・メ を思わせる歌詞のあと
割とありふれた言葉が続くのだが 突然こんなフレーズが出てくる

♪ 音速で日々過ぎていくなら それより速いスピードで生きてやれ

曲調だけでなく歌詞にも充分ロックスピリッツがあるし
何よりもボーカルが曲に負けていない

恋愛ライダー(変イ長調)

さらに全音上がって変イ長調で2ndシングルの 恋愛ライダー が始まる
すでにシングルで出て耳になじんでいるというだけでなく
曲のできそのものがかなりいいように感じる。
かなりハードなロックサウンドだが
3人の ”ばきゅ〜ん” の後は一転してアコースティックギターが鳴る

ここまでがいわば第1楽章にあたる部分で
全音ずつキーを上げてテンションを高め 最新シングルでしめくくっている。

ホントのじぶん(ヘ長調)

ここからが第2楽章にあたる部分で キーは短3度下がってヘ長調
デビューシングルだからやはり耳になじんでいるし曲調はやや落ちつく
ここからの3曲はどれも歌詞がたいへん意味深いので味わって聴きたい。

 
   バカヤロ! ホントのじぶん   言いたいこと言ってやれ
   はみだしてくんだよ  近づいてくんだよ  夢に


ものすごく説得力のある歌詞だし 3人の声は違和感なく溶け込んでいる
おそらくシングルのソロデビュー曲ということで
かなり歌いこんでからレコーディングしているのだろうが
最近のハロプロの楽曲では屈指の名曲といっていい

バケツの水

一転して軽い感じの曲だが歌詞の内容はむしろ重い


♪バケツの水は毎日捨てたほうがいいみたいです。
 なのにダメなこのあたしはついついいっぱいにしてしまって
 人生を台無しにしてる。

バケツの水が何を表しているのか その解釈によって
いろんな意味にとれそうだけどじっくり考えてみるのもいい

ガラクタノユメ

再び冒頭のあの特徴あるリズムが戻ってきて前半の締めくくりというところか
アナログのLPならA面のラストにあたるわけだ

タイトルの表記は全部カタカナだけど
歌詞ののなかに出てくる表記は がらくたの夢 となっている

♪力ある者たちにだけ都合よくできてる世のシステム

などとびっくりするような表現が出てきたりもするが


♪がらくたの夢抱えて僕たちは彷徨う
 まだ石ころにしか見えないけれど

のところは実に説得力があるし自然に納得させられる
(年齢のいってる人が歌うと陳腐に感じるし声質によっては嫌味になる)






(やっと前半終了 先は長いぞ・・・)