ガヴォット第1番ホ長調 第2楽章 ”砂塵の彼方”

芸能界の浮沈常ならぬ世にしあれば、時移り、事去り、楽しび・悲しび行きかひて・・・・・、ホ長調の曲にてぞ60年をふりかえらん 

ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 ジョルジュ・プレートル指揮ベルリンドイツ交響楽団

ジョルジュ・プレートルといえば
今年、2010年のニューイヤーコンサートを指揮したので
このところ急に知名度が上がったような気がする。

ただ プレートルのブルックナー というのは
あまり聴いた記憶がない

演奏時間が1時間39秒と表示されているからかなり短い
ということは かなりテンポが速い という予測がつく

聴いてみると かなり なんてもんじゃない
要所要所で 猛ダッシュ をかける

第1楽章は5分くらいで第3主題に入るが
これが めっちゃくちゃ速い

そうかと思うと遅いところはぐっと遅くなる
オケはドイツだけど演奏はフランス流?
面白いといえば面白い
とにかく第3主題になるたびダッシュがかかる


結局17分くらいでコーダに突入し
ここもあれよあれよと駆け抜けて18分たらずで第2楽章へ
ここでもテンポは細かく変化してるみたいで
重厚 というよりは 軽い(けど渋い)
なんとも味わいのある表現になっている
22分くらいから始まる第2主題はとても美しい
(誰がやっても陶酔できる聴き所ではあるけど)

35分くらいでクライマックスに達しますが
ノヴァーク版にもかかわらずシンバルの音は聞こえません

第2楽章全体としては淡白すぎて物足りなく感じますが
こうすることで後半の2つの楽章が生きてくるのでしょう


そして40分くらいで第3楽章へ
思ったとおり猛烈なスピード
そして急ブレーキ そして急加速
こんな面白いブル7 今までにあったか


49分くらいから終楽章
誰がやってもこのフィナーレをどう収束させるかが難しい
案外平凡に進んであっけなく終わったんで
演奏が終わってから 聴衆も なんじゃこりゃ って
なかなか拍手がはじまりませんでした。


全体に 堅固な岩石 ではなくて 流動性のあるマントル みたいな感じで
これぞ プレートルテクトニクス